【ステンドグラスの技法】

1,ケイム組み

ステンドグラスを良く見ると黒い線でガラスが囲まれているのが分かります。この黒い線は鉛の線で「ケイム」と
呼ばれています。このケイムの断面がH型をしており、両側にガラスをはめられるようになっています。
伝統的な技法で、ヨーロッパを中心に世界中で窓やドアや公共施設の空間などの大きな作品で広く使われています。

この技法では次に紹介する技法ほど細かいデザインを表現出来ません。
その代わりケイム組みの技法はガラスに直接絵を描いて焼付け組み込むことが多いです。
フランスのステンドグラスはほぼ絵付けの技法によって作られています。

イギリスのステンドグラスは逆に絵がメインではなく文様などを絵付け、
鉛のラインでシンボル的なデザインをしています。

2,コッパーフォイル・ティファニー方式

それに対して、細かいデザインで、たくさんのピースを組み合わせてあるもの、屋内で使うランプや小物などは
コッパーフォイルという銅のテープを貼りつける技法で作ります。
これはアメリカのルイス・コンフォート・ティファニーという人が開発したのでティファニー方式と呼ばれています。

ティファニーは1848年アメリカで生まれで、有名な宝石店、ティファニー&
カンパニーの創業者の息子です。ティファニー方式で作られたランプは有名で、
トンボや花をモチーフにした細かいデザインのランプを見たことがあると思います。
一般的にティファニーランプと呼ばれています。ティファニーさんのおかげで、
ものすごく細かく、繊細で写実的なステンドグラスのデザインの作品制作が可能
になりました。

*今ではケイム組みとティファニー方式を組み合わせたデザインも創作されています。